1週目! (1989年10月26日)

171026

1989年10月26日20時50分。
 『史上最大 第13回 アメリカ横断ウルトラクイズ』の1週目の放送が終了した。

いやー、この日は正直、朝からドキドキしていた。だってあのツアーがどう描かれるかわからなかったからね。

しかも1週目だけは、どの部分が使われるかわからないから、かなり気を揉んでいた。
こっちはいろいろ仕掛けをしていたので(笑) ほとんどカットされない自信はあったけど、でも演出の加藤さん次第だからなー。

この1週目のドキドキは永田さんや秋利を始め、ツアーに参加した全ての挑戦者にとって同じだったと思う。

さて! ここからは放送を見ての僕の勝手な感想と、「ツボ」(笑)を紹介して行こうと思います!
これは「28年前日記」みたいなちゃんとしたものではなく、かなり軽い内容です。先に謝っておきます。ごめんなさい(笑)
さっき放送が終わった「1週目」を思い出しながら(または、見ながら)、読んでちょうだいねー。

◆ ◆ ◆

●オープニング

まず驚いたのがオープニングだった。
「あれ? いつもと違うやん! 高島さんと石川さんは?」
「あ、そういやオレ、スタジオに呼ばれてないやん。えー!大丈夫なんかー?」
放送を見て慌てたのは日本中で僕だけだっただろう。

ハンディカメラでの映像が続く。
「うんうん、たしかにあったなー、ハンディカメラ。ニュージーランドでオレらも渡されたなー」
大体毎年、ここらあたりの時間帯は自分も知り合いも誰も映らないので適当に見てるのである。

●タイトル

『史上最大…』
「タイトルきたー!」
ここでテンションMAXになる(笑)
懐かしい場所がいくつも出て来て、すでに泣きそうになる。
でもエアーズロックは行ってないぞー!(笑)

「カンガルー! あ、モーリーか! 懐かしい!」
「トマトー! あれ永田さんやん! ズルズル落ちとるやん」
「でたー。オレー!」
この時は家のテレビの前で一人で叫び続けていたと思われる(笑)

「トマトは4週目かー。遠いなー」

●ルート紹介

「なんやこのルート紹介」
後になってわかったのだが最初の英単語の綴りが間違っていたのだった。
なんと「ROUTE」が「ROUT」になってるのよ。さあ果たして何週目でスタッフは気づくのか!(笑)

「ROUT紹介のBGM、むっちゃカッコええやん、これはこれでアリやなー」
ちなみにこの曲のタイトルは『The Electric future』。演奏しているのはエレクトーン奏者の窪田宏さんである。

●トメさん、歴代チャンピオン入場

「トメさーん」
テレビに向かって手を振ったのは覚えている(笑)
そしてディフェンディングチャンピオンの瀬間先輩入場。
「あの目つき何やねん(笑)」

歴代チャンピオンは何人かオープンカーに乗っているのだが、『第9回』の金子さんだけトメさんに名前を呼ばれないというハプニング。
なんか、事前連絡なしにチャンピオンの集合場所に行ったからトメさんのナレーションに間に合わなかった、とか聞いたことあるけど、でもVTRをよく見たら服につける花にはちゃんと「金子」の文字が見える。だからあらかじめ用意はされていたはずだ。
これは今もって謎なのだー。

しかし歴代チャンピオン、全員がシャツインで時代を感じる。

優勝賞品が発表になってクイズを出される。
ここで熱視線! いや、「ツボ」が!

稲ちゃんが答えた「10万26歳」なんだけど、実はあれは彼の声ではない。
多分音声が拾えてなかったか何かなんだけど、とにかく明らかに彼の声ではないのだ。
で、何が面白いかって、アフレコをしたスタッフの方が稲ちゃんの声をモノマネしているのである(笑) それっぽい声にしていることで苦労が偲ばれるのだ。

●参加人数発表

上から挑戦者を映す。
「うわー、RUQS、黄色いなー。年々やらかしてんなー」
あの黄色いTシャツをRUQSが導入したのは『第10回』。アイデアは当時1回生の僕だったりする。最初と翌年のシャツのデザインも僕だった。

●第2問

花王の問題。ここでツボ!
この問題のシンキングタイムで2年後に優勝する能勢一幸が映っているのだ!

アメリカの国旗っぽい服を着た親子連れが階段を降りて行くシーンがある。その家族の向こう側に黒い服の能勢がはっきりと見切れてる。
おわかりいただけたであろうか。

●第3問

津波問題ね。
このあと敗者席で渡辺リーダーをピコハンマーで叩く女性、高橋朋子さんは2年後にドームを見事突破。大陸上陸まで果たしてしまう。すごいヒキだなー。

●ボールを持って走る!

いよいよボール問題。ここらあたりから友人や知り合いがよく現れるので、目を皿のようにして見る。
放送開始後約50分。長戸勇人、初めてちゃんと映る(笑)

そしてこの問題で小林直樹さんが画面中央で落ちる瞬間がはっきり映る(笑)
彼は補欠合格したのだった。

さあみなさんご一緒に。

「えー、これー?」

●たまげた問題

長戸勇人、ここで初めてアップになる。
僕がずっとタオルを離さないのは、この時点ですでに肝炎を発症していて熱があり、ヘンな汗が止まらなかったのだ。

そして正解発表。たった7人だけが正解だ!
そういやニュージーランドの食事会でトメさんが「本物の勝者はあの7人だけだからなー」と言ってたことを思い出す。たしかに! 今だったら「神セブン」とか呼ばれてるなー。

ちなみにこの時、RUQSからは谷中(泥んこ負け)、村上(ワサビ食べても負け)、山本(マリック負け負け)、そして恒川(荷物運び)の4人が通過した。

●敗者復活

「山下真司」に出てきた最初の2人は早稲田のクイズ研である(笑)
そのうち2人目の「メガネを取れば似ている」とハードルを上げられた奴は、我が東京クイズ倶楽部のメンバーだ(笑)

●成田空港

ここが一番ドキドキだった。
僕はチェックポイントのオンエアのコンプリートを目論んでいたのだけど、この成田だけが映るかどうか心配だったのだ。
「映った!いえーい!」
だからジャンケンのシーンが映ったときは嬉しかったなー。

ちなみに最後にトメさんが「しっかりしろ!」と僕に声を掛けたのは、僕が派手にステージからコケたからである。当然カメラを奪取するためである(笑)
放送では見事カットされた。

●機内400問ペーパークイズ

トメさんの「あと30秒」で僕が驚いた顔をしているのは「28年前日記」でも書いたけど、トメさんが時間を間違えていたから(笑)
よく考えたらヤバい話だよなー。

400問終了後に稲ちゃんが両手で「×」を作ってるけど、あれは僕が「どうでした?」って聞いたからだったと思う。
稲ちゃんも当然トップ候補だった。「×」は信用できないと思っていた。

タラップから降りてくるところもちゃんと映る。そりゃそうだ、確実に映るために1位を狙ったんだから。(ここで映るにはこれしか方法がないんだよなー)

●グアム

背泳ぎのシーンが映る。
ファンレターには「泳いでるシーンでヒゲがないのでビックリしました」ってのが何通かあったけど、あの段階であれが僕ってよくわかるよなー。すごい。

さあ、いよいよ泥んこクイズだ!

「いきなり松岡かよー。懐かしい!元気かー」
しかしながら僕はこの時、すでに落ちていたのだった。だって泥に飛び込むのは3人目だったからね。
「あれ? まさかのグアムでカットなのかー?」

と思ったら番組の予定終了~。

 「うー、ここまでかー」

◆ ◆ ◆

以上が1週目なり。
改めて書いてみたら思った以上にアホっぽいなー(笑)

とにもかくにも、ほとんどの皆さんにとっては、この1989年10月26日というのが僕を初めて認識した日でもあると思われる。

今から28年前、どんな感じで見ていたのでしょう。
よかったらコメントに書いてくださいね。

ではまた来週の木曜日!